昨今の若い人はそれこそ多種多様なスキルが求められますね…。
I型T型Π型だとか色々言われてますが、今度はH型だそうで。
高い専門性を有しかつ広い視野を持ち、さらに他分野の人と良い関係を作りつながることができる人。
だそうです。…なんか一個づつ足されている感じですね。
こういうことを言いだす人って、すでにそれを実践する立場になく、
そういった人を求めてあーでもないこーでもないと評価する側だったりするんじゃないの~?
などと多少意地悪な目で見てしまうことも多いのですが…。
要は複合スキルの一種でしょ?なんて拡大解釈したうえで、何パターンかに分けられそうだなと個人的に思っています。
以下は超々個人的に考えたH型人材のタイプ例です。ここに上げた以外にもいろいろあるかも。
●蛸足スキル型:
様々なスキルを文字通り習得している人。
コミュニケーション能力(物理)って感じ。単にスキルがあるわけでなく、そのスキルを持つ人間なら
どう考えるか?みたいな視点がしっかりあるから、どんな分野の人も安心して話すことができる。
ただしかっ跳んだアイデアが苦手。というか嫌い。
●ブルドーザー型:
スキルと突破力、どっちも持ってる頼もしすぎるタイプ。ある事項の解決方法まで一気通貫で企画し実践してしまう。
すごくパワフル。ローラーで踏みつぶすかのようにどんな悪路もモノともせずプロジェクトをどんどん前に進めちゃう。
ただ、その人の知見の中で物事が動きやすいため、その人のスコープが狭いと頓珍漢なプロジェクトになったりもする。
手綱を握って落ち着かせる人が必要かも。
●弱点看破型:
場にいる人間の特徴をすぐに分析し、その中で一番影響力がある状態、いわゆるマウントをを瞬時に取ることができるタイプ。
メンバーは自分に響くポイントを絶妙に抑えられているため納得感がとても高い。君に言ってるんだよ?
みたいな目線の使い方とかもすごく旨い。結果交渉系に鬼強い。大体人をパターニングしている。ある意味冷徹で恐れられることも。
●褒め上手、乗せ上手型:
特に目の覚めるような秀でたスキルがある訳ではないけど、チームの人を乗せるのが旨い人。
チームの人は気持ちよく仕事ができるしチームのムードは良くなる。ドアノック的なPJ始めに力を発揮する。
(客先でワークショップ通じて関係づくり始めるときとかね)
PJがうまく行っているときは良いが、チームが迷走を始めると全く機能しなくなるためこのタイプ単品ではやや頼りない。
●暖簾に腕押し型
所謂、H型に見えるけど実はノリだけの偽H型。ノリで同意したり意見を言っており、上っ面の日本的コミュニケーションのみで
、しかし発言しないわけでもない困った人。自分の意思が無いから人とぶつかることもないので表面上とても良い人に見える。
言ってることに意味がないので反対もしづらく外すのも難しい。当然上に行くと困るんだけど、日本企業ではこういう人って上に行きやすいよね…。
書いててH型関係なくね?とも思いはじめましたが、T型とかΠ型みたいにスキルが分かりやすくないので、育成、評価が
難しくなりそうですよね。